2025年春季もクライマックスに突入した『アオアシ』ですが、405話ではバルセロナユースとの死闘が「わずか120秒」という極限状態を迎えます。
404話で明らかになった阿久津の魂のタックルとアシトの無念が、次章でどのように引き継がれるのかをご紹介いたします。
本記事では404話までの流れを整理しつつ、405話で注目すべき
・鍵
を徹底ネタバレ&考察いたします。

読み終えた頃には、皆さまも次話の“最前線”で試合を見守る観客の一人になっているはずです。
延長戦にはならない!
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見届ける者!
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デミアンの覚醒!
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アオアシ405話最新話までの振り返り!
バルサユース戦は、エスペリオン守備陣が「世界基準のワイドプレス」にさらされ続けながらも、404話終盤で阿久津が渾身のリカバリーを見せたことで新たな局面を迎えました。
阿久津がデミアンからボールを刈り取る瞬間は、観客の予想を裏切る“守→攻”のスイッチの火花となりました。
しかし直後にジャカのインターセプトで再び主導権はバルサへ。
アシトはファウル寸前の接触で地面に倒れ込み、残り2分というタイムリミットがスタジアム全体に緊迫感を走らせました。
②阿久津のカバーリングが試合を1度止める
③ジャカの読みでエスペリオンのカウンターを寸断

後半の潮目は確実に変わりました。阿久津のプレーは、福田監督が守備的MFに求めた〈攻守を同一線で考える〉ポリシーを体現しています。
デミアンの突破力を止める“バルサ式外側加速”への解答として、阿久津の内側カットが完璧にハマりました。
しかし、それでも攻撃は繋がりません――ここにエスペリオンの後手に回るロジックが潜んでいるのです。
考察
阿久津のインターセプトは、バルサのハイプレスを逆手に取る「一瞬の斜めライン形成」でした。
404話で板倉コーチが指示した「迷ったら裏返せ」という言葉が伏線として生きており、阿久津はGKからの声を即座にイメージ変換して“ハーフスペース率先”を選択しました。
ボールを奪った瞬間にアシトが前線へ走り出せたのは、二人の信頼の証拠でしょう。
しかしジャカに止められた現実は重く、エスペリオンは〈外→中→外〉の三角循環を描けずに中央を切り裂かれたかのようです。

アオアシ405話今後の展開予想!アシトが福田花の応援で立ち上がる!
倒れ込むアシトの耳に届いたのは、ベンチ裏から響いた福田花の声だと予想します。
「アシト、頑張れ!負けるな。」――シンプルゆえに胸を撃つ言葉が“残り120秒の起点”となります。
アシトはその瞬間、酸素を取り戻すかのように跳ね起きました。
逆サイドでバルサがボールを回す間、エスペリオンはラインを押し上げ、ボール奪取位置をあと5メートルだけ前に設定します。
花の声がアシトの“視野拡張スイッチ”を再度オンにし、敵味方22人の動きがフルCGの立体モデルのように脳内投影されます。
彼の頭上には“インビジブルライン”が描かれ、次の一手が点として見え始めます。
②ラインを5m前へスライド
③エスペリオンが奪取位置をミドルゾーンに設定

アシト復活シーンの鍵は、〈メンタル→フィジカル→テクニカル〉の流れを1回の呼吸で回すサイクルにあります。花の言葉はメンタルを、呼吸整えでフィジカルを、そして視野拡張でテクニカルを補完する三段階ブーストとなります。
考察
“声”だけで選手がよみがえる理由は、脳内にドーパミンとノルアドレナリンを同時分泌させ、「集中×快楽」の状態を作り出すためです。
花の声はアシトにとって条件反射的なスイッチであり、福田監督の言葉以上にプライベートな“距離ゼロの信頼”が乗ります。
405話では、花の声が〈デミアンの強さ〉と〈阿久津の根性〉を繋ぐハブとして機能すると予想いたします。

再びデミアンの攻撃!
ジャカ→デミアンへ渡ったボールは、0.8秒で最前線に到達しました。
デミアンは右足インサイドでタッチしながら左腕で阿久津をブロックし、ラ・リーガのストライカーを再現するかのようです。
彼の身体には、縦ではなく「斜め45度への加速ベクトル」が宿ります。
ここでエスペリオンはCB冨樫が一歩前進し、菅野がGKながらハーフライン方向へポジショニングを上げる“スイーパーGKモード”を選択しました。
しかしデミアンはボールを一時キープし、ワンツーのチャンスを探ります。
観客のどよめきが、彼の意思決定スピードをさらに促進させています。
②デミアンは45度ダッシュで変速
③冨樫&菅野がスイーパー布陣

菅野の前進は、スペース管理を“GK視点”でカバーする福田監督の新実験です。
デミアンはフィジカルだけでなく視野も広く、中央の味方3人に〈シュートフェイク&スルーパス〉の選択肢を与えます。冨樫が遅れを取れば一巻の終わりです。
考察
デミアン攻略の鍵は“角度”です。
直線を切れば曲線で抜き去り、曲線を切れば角度を変える――彼は常に「自分とゴールを結ぶ最短距離」を無意識に再計算しています。
405話では冨樫が“ラインコントロール”の判断を0.1秒遅らせた瞬間に勝負が決まる可能性が高いでしょう。
エスペリオンが前残り布陣を敷いているゆえのリスク管理が問われます。

阿久津が体力の限界に!
404話でハイインテンシティを連発していた阿久津は、すでに走行距離11.3kmを超え、スプリント回数もチームトップとなっています。
足取りは重く、酸欠による視界トンネルが迫っています。
一方アシトはライン間で手を上げ、阿久津のオーバーロードを悟ると同時に“最後のカード”を切ります。
福田監督は阿久津→中野深→黒田の3枚替えを示唆しつつ、ベンチ全体が交代カードを切るタイミングを躊躇しています――残り90秒では時間が足りないのです。
②スプリント回数トップで疲労蓄積
③交代カードは時間的に難しい

阿久津は呼吸を荒げながらも〈精神力=残燃料〉を振り絞ります。
彼の脳裏には、かつて福田から受けた「プレーを言語化しろ」という教えと、アシトに語った「お前を信じる」という言葉が交差しています。
考察
阿久津の限界演出は、405話で“英雄譚”を締めくくる伏線となりそうです。
スプリント回数の上限を超えても走る選手は、実際のプロでも5%未満と言われています。
ここに〈ミトコンドリアの限界〉という生理学的リアリティを絡め、作者は阿久津というキャラクターの“エンジンブロー寸前の美学”を描こうとしているのです。
アシトが最終局面で彼をどう介護し、どう利用するかが鍵となるでしょう。

アオアシ405話最新話の見どころ!
405話の最大トピックは「アシトの覚醒パスと時間停止演出」が炸裂するか否かです。
404話の伏線――視野覚醒、阿久津の持ち場放棄、花の檄――が一点に収束するとき、ピッチはステージへと化すでしょう。
読者が目撃するのは、アシトがインサイドでワンタッチし、左アウトで“針の穴を通すパス”を放つ瞬間かもしれません。
そこへフリーで走り込むのは橘か冨樫か、それとも意外な3列目なのでしょうか。
さらにデミアンはカウンター警戒でDFラインにウィングバックとして残る可能性も考えられます。
②誰が決定機を担うかのミステリー
③デミアンの守備参加というレア展開

作者・小林有吾氏は「試合の焦点を迷わせない」ためにコマ割りを大胆に変えることで知られています。
405話は縦長コマ→横長パノラマ→極小コマの三段構成と考えられ、読者の呼吸をページめくりに同期させる狙いが透けて見えます。
考察
“時間停止演出”は作劇上のハイライトですが、連載漫画では乱用できない諸刃の剣です。
作者がここで再投入する場合、次章の流れを大きく変える覚悟がうかがえます。
ゴールが決まるか否かは問題ではなく、アシトが「視野の次元」を一段上げ、バルサユース選手に心理的ダメージを与えることが真の狙いでしょう。
これが成功すれば、以後のユース世代日本代表選考にも影響必至です。

まとめ
アオアシ405話は2025年5月12日(月)発売の〈週刊ビッグコミックスピリッツ〉24号に掲載予定で、休載告知は現時点(4/28)ではございません。
本記事では、405話のキーマン・阿久津&アシト・花・デミアンの関係図と戦術的焦点を探りました。
読了後の皆さまが405話を開く際、コマの隅々に潜む“伏線の火花”を見逃さないはずです。
ラスト120秒は“漫画的時間”が現実時間を置き去りにする瞬間です。
ページをめくる指が、あなたの心拍と同期する――そんな体験を願いながら、次号の刊行を待ちたいと思います。

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