キングダム848話最新話ネタバレ【確定】洛亜完・ヨコヨコが録嗚未の軍に加入！

キングダム848話までの振り返り！

歴史大作『キングダム』は848話目前。韓滅亡後の小康状態のなか、秦は趙攻略へ向けて兵站と人心の再編を進めています。

846話の陽の女児出産が王都を祝福で満たし、城戸村では尾平の長子「到」の命名で飛信隊の結束が再充填。

政と信の再会では、統一を見据える王道と前線を切り拓く武の道が噛み合い、物語の推進力が確かめられました。

847話では王翦・楊端和・蒙恬らの布陣が固まり、趙側の李牧の気配が濃くなる前夜の緊張が漂います。史実面では、政の末子として知られる胡亥の影が将来的な内政リスクを示唆。祝福と不穏が同居する“節目”の数話でした。

重要ポイント（振り返り）

• 政×信の信義：目標と役割の再確認で推進力を回復。
• 家族の誕生：陽の出産と尾平の長子「到」が士気と結束を底上げ。
• 胡亥フラグ：将来の継承問題という内政リスクの種。
• 布陣の明確化：王翦・楊端和・蒙恬の役割分担が見え、前夜戦の空気が濃厚。

洛亜完とヨコヨコが飛信隊か録嗚未の軍に！

韓滅亡の戦いで登場した洛亜完（らくあかん）と副官ヨコヨコは、韓軍の中でも個性的な存在でした。通常であれば滅亡国の将として命を落とすか投降の末に処刑される運命ですが、『キングダム』の流れを見ると 「生き延びた人物を再登場させる」 という展開がよく描かれます。

特に秦は天下統一を目前に控えており、敵国の有能な将をそのまま葬るよりも「再利用」することで戦力強化を図る可能性があります。洛亜完は戦場経験豊富な将であり、ヨコヨコは副官として人材管理の能力が光るタイプ。飛信隊のような若い部隊や、武力で押し切る録嗚未軍に組み込まれると、それぞれ異なる化学反応を見せるでしょう。

• 飛信隊に合流する場合：戦術眼や人材育成力を持つヨコヨコが補佐役として活躍し、隊の規模拡大に現実味を与える。

• 録嗚未軍に合流する場合：豪快な戦力運用をする録嗚未に、洛亜完の戦場経験が加わり「暴れ馬に手綱が付く」ような安定感が出る。

このように、どちらに合流しても「物語を動かす要素」になり得る人物たちです。

騰は韓との戦いで殺しておらず仲間に！

韓戦のクライマックスで、騰（とう）が洛亜完を討ち取ったかのように描かれました。しかし、よく見ると「トドメを刺す場面の描写が曖昧」なまま戦闘が終わっています。これは漫画的に “死んだと思われた敵が再登場する” 伏線である可能性が高いです。

さらに騰は、王騎の遺志を継ぐ人物であり「敵であっても才ある者は生かす」という思想を持っています。韓の将を処断せず、あえて捕縛や降伏を受け入れたのだとすれば、後の仲間入りは十分にあり得ます。

この場合、騰の判断には二つの狙いが見えます。

1. 人材の吸収：趙攻略という大規模戦に向け、兵力と経験ある将を温存しておきたい。

2. 戦後の布石：統一後は新領土の統治が課題となるため、旧敵国の将を登用して民の不満を和らげる。

つまり騰が洛亜完を殺さなかったのは「戦略的配慮」であり、その延長で仲間化する展開は史実をなぞりつつ物語を盛り上げる王道パターンと言えるでしょう。

今後の展開の面白さ

• 洛亜完＆ヨコヨコの「元敵将」としての立ち位置が、飛信隊や録嗚未軍の色を変える可能性

• 騰が彼らを生かした理由が、戦場だけでなく「統一後の国家経営」にもつながる長期的布石

• 信や羌瘣が「元敵」とどう向き合うのかという人間関係ドラマの拡張

これらは趙攻略が始まる中での 「サブストーリー的な厚み」 を加え、戦場の迫力と並んで読者を楽しませる展開になりそうです。

キングダム848話の考察予想

秦による韓攻略が終了し、政と信の再会や陽の出産など、国家の「内側」に焦点が当てられた846〜847話を経て、物語はいよいよ「趙攻略」という次の山場に差し掛かろうとしています。

ここでは、848話以降の展開について、史実・過去の描写・キャラクターの動きを元にした独自の考察と予想を展開していきます。

決戦の火蓋はいつ切られる？

まず最も注目されるのは、李牧がどのタイミングで前線に現れるかです。847話では、李牧の動向が僅かに描かれただけで、彼の本格的な軍略や布陣については明かされていません。これは、今後のエピソードで**「一気に戦局が動く」兆候**とも取れます。

信率いる飛信隊、そして王翦軍・楊端和軍・蒙恬軍という巨大戦力が結集する秦軍に対し、李牧はどのような策を講じるのか？史実では、趙は「肥下の戦い」にて王翦によって撃破され、最終的に滅びますが、その過程では李牧の巧みな防衛戦術が非常に長く秦を苦しめたことが記録されています。

つまり、848話からの展開では李牧がまず「情報戦」「地形戦」に持ち込むと予想されます。特に李牧は地の利を活かした防衛型戦術に長けているため、秦軍がいかにしてそれを突破するのかが、今後のカギとなるでしょう。

信と羌瘣の関係に進展はあるか？

もう一つ注目されるのは、飛信隊内部の人間関係の変化です。特に読者の間で長年注目されているのが、信とキョウカイの関係。近年では微妙な距離感を保ちながらも、互いに強く信頼し合っている描写が続いています。

今回の流れで、尾平の子ども「到」の誕生が飛信隊の結束を強めたことから、信の中でも「家族」や「後継」といった概念が強まっている可能性があります。その心境の変化が、キョウカイとの関係に何らかの影響を与えるのではないかと考えられます。

たとえば、戦地へ向かう前夜に信とキョウカイが会話を交わす場面などが描かれれば、読者にとっても大きな感情的ハイライトとなるでしょう。

胡亥フラグが再び物語に影を落とすか

さらに848話以降で鍵となるのが、846話で登場した政と陽の子ども、そしてその裏にある史実の「胡亥」フラグです。現時点では性別が「女児」と明言されているため史実とは一致しませんが、読者の間では**「実は性別が偽られている」「胡亥の布石は別にある」**など、さまざまな憶測が飛び交っています。

キングダムはこれまで、史実をある程度なぞりつつも、オリジナルのキャラクターや演出で物語を膨らませてきました。そう考えると、この赤子が「未来の胡亥」であるかどうかに関わらず、「政の子どもが王位継承の混乱を呼ぶ」未来はかなりの確率で描かれるのではないでしょうか。

今はまだ咸陽に平穏が漂っていますが、内政における火種が水面下で燃え始めていることを、読者は意識しながら物語を読み進める必要があります。

騰の引退と文官転身の本当の狙い

845話で明かされた騰の「文官転身」発言も、見逃せない動きの一つです。彼は軍人として長年最前線に立ち続けた人物であり、そのまま老いていくまで武将でいることもできたはず。しかし、騰は文官として「国の形作り」に貢献する道を選びました。

これは、単なる引退ではなく、戦後の国家再建を見据えた布石ではないかと考えられます。秦は他国を次々と滅ぼしているがゆえに、統治や民の安定化が新たな課題として浮上している状況です。騰はそのために、将来的には政の「右腕」的存在として咸陽政権に参加するのではないでしょうか。

このように、騰の転身も含めて、物語は着実に「戦後の世界」＝統一国家の建設**へ向けて舵を切り始めています。

秦・趙の戦局イメージ